アロエを使った熱とり法
アーユルヴェーディック アフターサマーケア
9月〜10月はまだ残暑厳しい時期ですが、アーユルヴェーダでも火と風のエネルギーが同居し、火が風に煽られ、特に火のエネルギーが過剰になりやすくなります(11月以降は風のエネルギーが優勢になっていきます)。
火のエネルギーが過剰になると、皮膚トラブルや、イライラが起きやすくなるため、クールダウンが必要です。今回は、まだまだ暑さの残るこの季節におすすめ、日焼けのケアなどにも使える、 アロエローションをご紹介します。
アーユルヴェーダとは?
5000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療。「よりよく生きるための教え」と して、瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを毎日の生活に取り入れて、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。
材料・用具(1回分)
アロエ(今回はアロエベラを使用)…5枚
マカダミアナッツオイル………….5mL
[用 具] ナイフ、まな板、ブレンダー、ボウル、小さじなど
作り方
①庭にあるアロエをカット。切るとすぐに苦味の強い、黄色の汁が出ます。下剤にも使われるアロエラテックと呼ばれる汁は、痒みを感じる場合もあるので、手についたら洗い流してください。黄色の汁を出すため、10分ほど立てておきます。
②アロエの先端と両脇をカットさらに、アロエの片側側面の皮をナイフでスライスのようにカット。
③中の葉肉ジェルをスプーンで削ぎ落とし、さらに軽く水洗いします。
④水分を切り、マカダミアナッツオイルを入れ、ブレンダーで混ぜたらボトルに入れて、お風呂上がりなどの清潔なお肌にたっぷり使ってください。
※使う前はよく振ってください。
※ブレンダーの後、精油を足してもOK。おすすめはラベンダー。心身共に鎮静させてくれます。身体に使う場合は、2滴程度。お顔に使う場合は1滴。
保存方法・注意点
●冷蔵庫に保存し、その日にうちに使い切りましょう。
●手作りコスメの使用は、全て自己責任となります。必ずパッチテストを行ってから、ご使 用ください。
MEMO アーユルヴェーダの万能 ハーブ「アロエ」
「医者いらず」ともいわれるアロエ。アーユルヴェーダでも、昔から外用にも内服にも使われていた万能植物です。日本でよく見かけるのはトゲのある「キダチアロエ」ですが、スリランカで使われているアロエは、真正アロエ、またはアロエベラで、こちらのほうが薬効効果は高いといわれています。葉肉部分には水分、ミネラル、ビタミン、アミノ酸が豊富で、化粧品やヘアケア製品にもよく使われています。肌に潤いを与え、乾燥による小じわのケアに。夏強い日差しを浴びたお肌のケアや最適です。