ユーカリ・ラディアータ 鼻や喉のムズムズに。ローマン・カモミール 春先のゆらぎ肌に。
ミツバチが巣を作る時に分泌するミツロウ(蝋)と、前回作ったアーユルヴェーディック・ハーバルオイルを使って、春を快適に過ごすためのフェイス用のハーバルクリームを作ります。シアバターもふんだんに入れて、乾燥が気になるところに部分使いしてみてください。
材料・用具
ミツロウ(未精製)……………3g
ハーバルオイル……………..10mL
シアバター…………………10g
精油( MEMO 参照 )………….1滴
[用 具]
ビーカー、エッセンシャルウォーマー、ティーライトキャンドル、割り箸などかき混ぜるもの、保存容器
memo
●ユーカリ・ラディアータ 鼻や喉のムズムズに。勉強時には集中力を高める効果があるといわれています。
●ローマン・カモミール 春先のゆらぎ肌に。ストレス解消やリラックス効果が期待できます。
作り方
❶ミツロウとシアバター、ハーバルオイルを計量し、エッセンシャルウォーマーに入れる。
❷ティーライトキャンドルを点け、❶を溶かす。湯煎でもOK。シアバターの融点は35~37°C、ミツロウは65°C前後。エッセンシャルウォーマーでゆっくり温め、ミツロウが完全に溶けたら割り箸でよく混ぜる。
※やけどに注意
❸❷が溶けたら、手早く保存容器に移す。
❹粗熱がとれたら精油を入れ、完全に冷めたら蓋をして完成。
arrange
ハーバルクリームを使ったツボ押し…
強く押しすぎないよう、指の腹を使ってじんわり押してみてください。息を吐きながら3秒でじんわり押し、 息を吸いながらまた3秒で力を抜きます。いずれも顔まわりに使うことで、ほのかに香りを楽しめます。ユーカリクリームは胸元や、鼻下に使うのもおすすめです。
※顔に使う場合は洗顔後、いつものお手入れの最後に行ってください。
※手をきれいに洗ってから行いましょう。力を入れすぎないよう注意してください。
保存方法・注意点
●高温多湿、直射日光の当たらない場所に保管して、1カ月程度を目安に使い切りましょう。
●耐熱容器に残ったミツロウは、ペーパータオルなどでよく拭き取ってから洗いましょう。
そのまま洗い流すと排水管にミツロウが固まり、詰まりの原因になります。
●器材や容器は、清潔なものを使用してください。
●手作りコスメの使用は全て自己責任となります。必ずパッチテストを行ってから、ご使用ください。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第51号 2020年3月