季節や気分に合わせた ハーバルクレイパック
クレイ(粘土鉱物)はシリカや酸化マグネシウムなど、ミネラル分を多く含みます。肌に塗ることで、不純物や老廃物を吸着し、ミネラル分を浸透させてくれます。また肌色をワントーン明るくする効果も。そんなクレイを使ったケア用パックをご紹介します。
材料・用具
クレイ(カオリンまたは、モンモリオナイト)…大さじ1.5
精製水または芳香蒸留水…………………大さじ1
お好みのハーブパウダー…………………小さじ1/2
※ハーブはミルサーで細かく砕いておいてください。パウダーが粗いと肌を傷つけます。
[ 保湿成分 ]
植物油、はちみつ、グリセリン、オートミールなどからいずれか1つ
植物油……………………………………小さじ1
はちみつ、グリセリン……………全体の約10%程度
ミルサーで細かく砕いたオートミール …小さじ1
[ 用具 ] ミルサー、ゴムベラ
memo
●水分はフローラルウォーターやハーブの浸剤を使うと、香りも楽しめておすすめ。
●肌質別おすすめハーブ
・ラベンダー、カモミール:普通肌〜脂性肌
・ローズ:あらゆる肌質の方に
・ネロリ:ドライ肌に
● 植物油
スイートアーモンド、オリーブオイル 、セサミオイル 、ホホバオイルなど
作り方
①クレイに保湿成分とミルサーで砕いておいたハーブ、精製水を入れ、10秒ほど自然にクレイが水分を吸収するのを待ち、ゴムベラなどでかき混ぜる(硬めのマヨネーズほどの硬さになるよう、調節してください)。
※1はカオリン+ローズパウダーあらゆる肌質におすすめです。ピンク色もかわいく、くすみのないお肌に。
②洗顔後、目や口は避けて顔全体に塗る。厚さは0.5~1cm程度。10〜15分程度おく。クレイが乾きすぎないようにラップをかけたり、お風呂の中で行ったりするのもおすすめ。トリートメント後や、蒸しタオルで毛穴が開いた状態で行うと一層効果的。多めに作ったら、首にもどうぞ。
③パック終了後、濡れたコットンで優しくクレイを落とし、最後はぬるま湯で洗い流す。水気を取り、ローションなどで整肌をする。
※クレイは水道管を詰まらせる恐れがあるため、必ずコットンで落としましょう。
※パック剤は、その日のうちに使い切りましょう。
クレイ保管方法
缶での保管はNG(クレイは金属を溶かす)ため、ガラス容器で保管がおすすめです。同様にプラスチックもNG。保管方法さえ守れば、半永久的に使用可能で す。
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モンモリオナイト+カモミールジャーマンパウダー
敏感肌の方へ。日焼け後のケアにも
カオリン+レッドクレイ+マリーゴールドパウダー
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ARRANGE
日焼けの後の、クールダウンボディスプレー
50mLのアロマボディスプレーにクレイをミクロスパーテル山盛り2〜3杯分入れます。使用前はよく振ってください。サラッとした夏向きの使用感が楽しめます。
*手作りコスメの使用は全て自己責任となります。必ずパッチテストを行ってから、ご使用ください。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第49号 2019年9月