生活習慣病対策に有効なメディカルハーブ
「 リンデン 」
【 学 名 】Tilia europaea
【 科 名 】アオイ科(シナノキ科)
【使用部位】花部(苞ほう)、葉部
【主要成分】フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド、ティリロシド)、アラビノガラクタン(多糖類)、タンニン、カフェ酸、クロロゲン酸、精油(ファルネソール)
【 作 用 】発汗、利尿、鎮静
【 適 応 】かぜ、上気道カタル、高血圧、不眠
「 アーティチョーク 」
【 学 名 】Cynara scolymus
【 科 名 】キク科
【使用部位】葉部
【主要成分】クロロゲン酸、カフェ酸、シナリン、苦味質(シナロピクリン)、フラボノイド(ルテオリン)、フラボノイド配糖体(スコリモサイド)、タラキサステロール
【 作 用 】消化機能亢進、強肝、利胆
【 適 応 】消化不良、食欲不振、脂質異常
「 ニガウリ 」
【 学 名 】Momordica charantia
【 科 名 】ウリ科
【使用部位】果実
【主要成分】アルカロイド(モモルディシン)、フィトステロール(スティグマステロール、チャランチン)、インシュリン様ペプチド、ビタミンC
【 作用 】血糖調整
【 適応 】II型糖尿病
「 ネトル 」
【 学 名 】Urtica dioica
【 科 名 】イラクサ科
【使用部位】葉部
【主要成分】 フラボノイド(クエルセチン)、フラボノイド配糖体(ルチン)、クロロフィル、フィトステロール(β-シトステロール)、カロテノイド(β-カロテン)、ビタミンC、 葉酸、ミネラル(ケイ素、カルシウム、 カリウム、鉄)
【 作 用 】利尿、浄血
【 適 応 】花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患、痛風、リウマチ
「 ホーソン 」
【 学 名 】Crataegus monogyna
【 科 名 】バラ科
【使用部位】葉部、花部、果実
【主要成分】フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ビテキシン)、オリゴメリックプロアントシアニジン(OPC)、カテキン
【 作 用 】心筋の収縮力の増強(陽性変力作用)、心筋の血行促進
【 適 応 】心臓の機能の低下、動機、息切れ
「 ウコン 」
【 学 名 】Curcuma longa
【 科 名 】ショウガ科
【使用部位】根茎
【主要成分】クルクミン、精油(ターメロン)、フラボノイド
【 作 用 】抗酸化、強壮、肝臓・胆のうの機能を高める
【 適 応 】肝臓・胆のうの機能低下、循環不良
「 イチョウ 」
【 学 名 】Ginkgo biloba
【 科 名 】イチョウ科
【使用部位】葉部
【主要成分】フラボノイド配糖体(クエルセチン、ケンフェロール)、ギンコライド、ビロバリド、2重分子フラボン(アメントフラボン)、ギンコール酸
【 作 用 】PAF(血小板活性化因子)阻害、血管拡張
【 適 応 】認知症、耳鳴り、めまいなどの脳血管神経障害
「 クコ 」
【 学 名 】Lycium chinense
【 科 名 】ナス科
【使用部位】果実、葉
【主要成分】カロテノイド(ゼアキサンチン)、フィサリエン、ベタイン、脂肪酸(リノレン酸)、β-シトステロール
【 作 用 】明目、滋養強壮
【 適 応 】糖尿病、ドライアイ、体重減少、血液循環障害、がん、めまい感、発熱、高血圧、マラリア、耳鳴、性交不能症など
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第48号 2019年6月