2021.3.15
アーユルヴェーディック スパイスと食事 フェンネルティー
冬になると、アーユルヴェーダでは「ヴァータ」という風の季節がやってきます。
肉体的には冷え、凝り、乾燥、精神的には不安感や焦り、心配症になりやすい季節。そんな時季におすすめなのが、スパイス類。アーユルヴェーダでは食べたものは、どんなものでも薬になり得ると考えます。
冬は甘味、塩味、酸味、温かい、重たい、湿っている性質のものを積極的に摂りましょう。今回は冬におすすめの、スパイスを使った調理法をご紹介します。
フェンネルティー
[ 材料 ]
フェンネルシード…… 小さじ1
お湯……………………500mL
[ 用具 ]
すり鉢、すりこぎ、こし器、小さじなど
作り方
① 小さじ1杯フェンネルシードをすり鉢でつぶす。
② 500mLお湯に❶を入れ、5分ほど煮出したら濾こして香りを楽しみながらいただきます。子ども向けには、カモミールのブレンドもおすすめ。
POINT
集中してフェンネルをつぶす時間は瞑想です。いい香りと共に、ご自身を見つめ直す時間に……
アーユルヴェーダとは ?
5,000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療。「よりよく生きるための教え」として、瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを毎日の生活に取り入れて、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第54号 2020年12月