2022.7.4
虫よけスプレー:簡単にできて、肌にも優しい
ハーブの力で夏を快適に過ごしましょう。意外と簡単に手作りできる、天然素材の虫よけやかゆみ止めの作り方をご紹介します。
〔用具〕スプレー容器、計量カップ
〔精油〕
シトロネラ 4滴
レモンユーカリ 3滴
ラベンダー 3滴
無水エタノール 5mL
精製水 45mL
1. 無水エタノールを計量カップで計り、ボトルに移す。
2. ボトルにアロマオイルを直接入れ、軽く振って混ぜる。
3. 計量した精製水をボトルに加え、ふたを閉めてよく混ぜる。
POINT
- スプレー容器はアルコール対応のものを使用してください。
- 精製水を加える際に少し発熱することがありますが、エタノールと水の反応熱ですので問題ありません。
- 精油はペパーミントやティートゥリーなどに置き換えてもOKですが、全体で10滴程度になるようにしてください(お子様や敏感肌の方は5滴程度)。
- 虫よけ効果の高いシトロネラはぜひ配合してみてください。
- スプレーは冷暗所に保管し、1 〜 2 週間で使い切りましょう。
虫が嫌うハーブの代表は、シトロネラ、ゼラニウム、レモンユーカリ、ラベンダー、ミント、レモングラスなど。これらの精油で作ったチンキは、虫よけスプレーだけでなく、エアーフレッシュナーや拭き掃除などにも利用できます。
蚊取り線香の主原料は、除虫菊というキク科の植物の粉末。これに糊剤としてのタブ粉(タブ科の植物の粉末)を加え、さらにハーブの香りをプラスすれば、ちょっとおしゃれな手作り蚊取り線香のでき上がり。材料さえそろえれば、意外と簡単です。
虫刺されによるかゆみのケアには、ラベンダーの精油を使ったクリームや、蛇いちごをアルコールに浸けたチンキを。
虫よけもかゆみ止めも直接肌につけるため、必ずパッチテストを行ってからご使用ください。また、精油は無農薬のオーガニックハーブを使った質のよい物を選びましょう。
ATTENTION!
手作りコスメの使用は全て自己責任となります。必ずパッチテストを行ってからご使用ください。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第56号 2021年6月