アーユルヴェーディックハーブ&スパイスオーラルケア
植物や動物たちが活動を始める春。私たち人間も、心身にたまったものを外に出す力が強まる季節で、デトックスに最適。
春はココロもカラダも不要なものを積極的に排出しましょう。
今回は、アーユルヴェーディックなハーブ&スパイスを使った、オーラルケアをご紹介します。
アーユルヴェーディックハーブ&スパイスオーラルケア
舌磨きとうがいをしたら、歯磨きにハーブスパイスを使ってみましょう。
ハーブ&スパイスの歯磨きパウダー
ハーブパウダー3に対して、岩塩パウダー1を混ぜる
ハーブ&スパイスの歯磨きオイル
ハーブ&スパイスパウダー2に対して、ココナッツオイル1を混ぜる(写真はターメリックパウダーを使用)
※ココナッツオイルは低温では固形のため、固まっている時は、手で温めたり、湯煎で温めたりして使用する。
使い方
歯ブラシや指につけて、歯や歯茎を磨き、口をゆすぐ
MEMO
オーラルケアにおすすめのアーユルヴェーディックハーブ
●ニーム(コホンバ) 和名はインドセンダン。アーユルヴェーダの重要なハーブの1つで、神聖な薬木。苦味・渋味をもつ。昔から虫除け、胃薬など、民間の治療薬として広く用いられてきた。今では化粧品にも成分が含まれる。インドでは抗菌作用を利用し、昔から枝を歯ブラシとして使ってきた。
●セージ 葉は歯を白くし、歯茎を強くするとされ、昔から葉を噛んだり、歯や歯茎にこすりつけたりして利用されてきた。
●ペパーミント 抗菌作用などにより口臭予防や歯痛などを和らげる効果があるとされる。口内も息もスッキリさわやか。
●クローブ 口内の菌の増殖を防ぎ、歯肉炎のような症状に効果があるといわれ、口臭を抑える。
●シナモン 虫歯菌、口臭、口内菌の予防に効果があるとされる。
●ターメリック 歯を白くする他、抗炎症、抗菌効果があるとされ、口腔内を健康に保つ。
COLUMN
春はデトックスの季節。
おすすめの過ごし方
●オイルマッサージをする(おすすめは朝)
●よく噛んで食べる
●積極的に体を動かす(汗をかく)
●スパイス類を積極的に摂る
●ため込まない!
……などを毎日の習慣にし、春を快適に過ごしましょう。
特に6~10時(18~22時も)は重だるくなりやすい時間帯。積極的な活動を心がけましょう。
アーユルヴェーダとは ?
5,000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療。「よりよく生きるための教え」として、瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを毎日の生活に取り入れて、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第59号 2022年3月