桑の歴史とマルベリーの薬理作用について学ぶ講座です。全2回講義の第1回では、桑に含まれる成分のひとつであるイミノシュガーが食後の血糖値上昇を抑制し糖尿病予防につながる機能を中心に「桑と食後の血糖値の関連」を解説します。
講座概要:
2021年統計データによれば、世界の糖尿病患者は5億3,700万人、成人の10人に1人(10.5%)が罹患しています。日本の成人有病者数は1,100万人と推定されています。糖尿病は自覚症状が乏しいため「サイレントキラー」とも呼ばれ、重要となるのは発症前予防です。糖尿病予備軍は食事・運動療法や減量をしっかりすることで発症リスクを下げることが可能です。
本講座では、マルベリー(桑)に含まれる成分のひとつであるイミノシュガーが、小腸で糖を体内に吸収させる酵素の働きを阻害し、食後の血糖値上昇を抑制し糖尿病予防につながる機能を中心に、その他効果や副作用、上手に摂取する方法などを解説します。
講座内容:
- 第1回
- マルベリー(桑)とは
- 飲水病
- 食後の血糖上昇に及ぼす影響
- 副作用
- 副次的効果
- アンチエイジング
- メラトニン
- 食べ物への利用
- 他のハーブ
視聴条件:
- 視聴期間:お申込み後、2か月間視聴可能
- 受講料金:一般/4,000円 会員/3,000円
※テキスト込みの金額です。テキストはお申込み後ダウンロードしてください。 - 所要時間:1回120分
講師:
- 野田 信三/当協会学術委員
受講者の声
マルベリーのすべてがわかる専門的な2回講座の1回目。日本人と養蚕の歴史、桑の葉が食後の血糖値上昇を抑制するメカニズムなどを、画像や動画で解りやすく説明されています。マルベリーは、汎用性と機能性の高い日本のメディカルハーブであると同時に、エコロジーの面でもさまざまな可能性のある植物であることが理解できました。日本に桑山が復活することを切に願います。とても価値のある講座だと思いました。