桑の歴史とマルベリーの薬理作用について学ぶ講座です。全2回講義の第2回では、桑葉の機能を表示する機能性表示食品制度を中心に解説します。
講座概要:
繊維の女王といわれ、最も古い繊維であるシルク(絹)は、昔は貴重で金と同じ価値があったとされています。絹の生産は今から5,000年前頃の中国で始まり、養蚕の技術は日本へは2,000年前頃に伝わり、カイコを飼育する桑の栽培も奨励されました。
養蚕以外にも、桑は古くから桑樹のあらゆる部分を有用な素材として利用されてきましたが、本講座では、桑葉を上手に利用する例や、桑葉の機能を表示する機能性表示食品制度について解説します。
講座内容:
- 第2回
- マルベリー(桑)とは
- カイコ
- 黒色火薬
- 食べ物への利用
- 機能性食品
視聴条件:
- 視聴期間:お申込み後、3か月間視聴可能
- 受講料金:一般/4,400円 会員/3,300円
※テキスト込みの金額です。テキストはお申込み後ダウンロードしてください。 - 所要時間:1回120分
講師:
- 野田 信三/当協会学術委員
受講者の声
私は以前に、講師の野田信三先生の著書「やさしくわかるかおりのしくみ」を読んだことがあり、その本に「カイコはフルーティーな香りを好む」と書いてあったことに興味を持ち受講しました。そもそも、なぜマルベリーは香りでカイコを誘引するのか? 何の目的で? ・・・その謎を解明することができました。また、カイコのふんから医薬品や火薬、紙などが作られることも驚きです。マルベリーの機能性食品にも大いに期待します。