バスボム : 今年の梅雨の過ごし方ハーブでリラックス
Herb Conditioning 雨の日や曇りの日にはおうちでハーブ仕事を
バスボム : 重曹とクエン酸の化学反応を利用した入浴剤
バスボム (3個分)
1日の疲れを癒すバスタイムをもっと楽しみたい方は、シュワーッと発泡するバスボムはいかがでしょう。香りでリラックスするだけでなく、ハーブの有効成分を皮膚から吸収することができます。
〔用具〕ボウル、スプーン、お好みの容器・型、スプレー
〔ドライハーブ〕お好みのもの 適量
〔精油〕お好みのもの 適量
重曹 100g
クエン酸 50g
片栗粉 50g
無水エタノール 少々
- 容器の底にハーブを並べておく。
- ボウルに重曹、クエン酸、片栗粉を入れ、スプーンでよく混ぜ合わせる。
- ❷に精油を少しずつ加え、軽く混ぜ合わせる。
- ❸に無水エタノールをひと吹きずつスプレーし、その都度よく混ぜ合わせる。水分を一気に加えると、重曹とクエン酸が反応して発泡してしまうので要注意。
- 握って固まるくらいの状態になったら、容器に入れてギュッと押し固める。茶巾しぼりのようにラップで包み、丸いボール状に握っても OK。
- 風通しのよい場所で半日~1日乾燥させ、型から取り出したら完成。
POINT 湯をはった湯船に1つ入れ、よくかき混ぜて使用します。温度が低過ぎるとバスボムが溶けきれないので、少し熱めのお湯に入れ、溶けきった後に水を加えて温度を調節するとよいでしょう。湿気の多い所に置いておくと周りの水分で発泡してしまうことがあるので密封容器に保存し、早めに使いましょう。
ATTENTION! 手作りコスメの使用はすべて自己責任となります。必ずパッチテストを行ってからご使用ください。
“展開料理”の発想で自在に広がる活用のアイデア
余裕のある時にベース料理を作っておき、日々の献立に少しずつ活用するのが 「展開料理」。今回は、そんな料理にも似たハーブの使用法の提案です。基本の浸出油、蒸留水、チンキを作っておくと、スキンケアに、トリートメントに、バスタイムに、除菌や虫よけに…と使い方のアイデアは自在に広がります。梅雨どきのおうち時間の楽しみに、ぜひ取り入れてください。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第60号 2022年6月