梅雨どきのコンディショニングに有効なハーブ
「 セントジョンズワート 」
【 学 名 】Hypericum perforatum
【 科 名 】オトギリソウ科
【使用部位】開花時の地上部
【主要成分】ヒペリシン、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ルチン)、ハイパーフォリン、タンニン、精油
【 作 用 】抗うつ、消炎、鎮痛
【 適 応 】軽度~中程度のうつ、月経前症候群(PMS)、創傷
「 ホーリーバジル 」
【 学 名 】Ocimum tenuiflorum
【 科 名 】シソ科
【使用部位】葉、茎、花
【主要成分】フェニルプロパノイド、フェニルプロパノイド誘導体(ロスマリン酸)、フラボノイド
【 作 用 】解熱、健胃、消炎
【 適 応 】頭痛、風邪、胃の不快感
※安全性:クラス2b(妊娠中に使用しない)
「 カルダモン 」
【 学 名 】Elettaria cardamomum
【 科 名 】ショウガ科
【使用部位】果実
【主要成分】精油(1,8-シネオール、酢酸テルピネル)、フラボノイド
【 作 用 】消化機能活性化、腸内のガス排出
【 適 応 】消化不良、食欲不振、口臭
「 ローズマリー 」
【 学 名 】Rosmarinus officinalis
【 科 名 】シソ科
【使用部位】葉部
【主要成分】1,8-シネオール、カンファー、ボルネオロール、酢酸ボルニル、β-カリオフィレン
【 作 用 】脳機能亢進、血液循環促進
【 適 応 】記憶力低下、循環不良
「 レモンバーム(メリッサ) 」
【 学 名 】Melissa officinalis
【 科 名 】シソ科
【使用部位】葉部
【主要成分】精油(シトロネラ—ル、シトラール)
【 作 用 】鎮静、鎮痙、抗菌、抗ウィルス
【 適 応 】消化器系機能障害、不安、不眠、偏頭痛、神経痛
「 ネロリ 」
【 学 名 】Citrus aurantium
【 科 名 】ミカン科
【使用部位】花部
【主要成分】リナロール、酢酸リナリル、d-リモネン、ネロール、ネロリドール、ゲラニオール
【 作 用 】緩和、高揚
【 適 応 】不眠、抑うつ
「 ゲットウ 」
【 学 名 】Alpinia speciosa
【 科 名 】ショウガ科
【使用部位】葉、花、果実、種子、根茎
【主要成分】精油(リナロール、ゲラニオール、パラシメン、α‐ピネン、1,8-シネオール)、ポリフェノール
【 作 用 】抗菌、防腐、神経を穏やかにする、収斂、消臭、防虫
【 適 応 】心身の不調、不安、虫刺され
「 ペパーミント 」
【 学 名 】Mentha piperita
【 科 名 】シソ科
【使用部位】葉部
【主要成分】精油(ℓ-メントール、メントン、メントフラン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン(ロスマリン酸)、カフェ酸、クロロゲン酸
【 作 用 】賦活のち鎮静、鎮痙
【 適 応 】集中力欠如、食欲不振、過敏性腸症候群
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第60号 2022年6月