2022.7.20
第4回学術フォーラム報告
日程:2022年2月6日(日) 第4回学術フォーラムがオンラインにて以下の通り開催され、約120名の視聴者が参加されました。
【第一部】小池弘人先生(小池統合医療クリニック院長)「統合医療クリニックの実例紹介と今後の展開」
『医の多様性』(medical diversity)を重んじる統合医療の基本となる多職種連携を目的としたジャングルカンファレンスをはじめ、統合医療の概念やクリニックでの実例をお話しいただきました。
【第二部】千葉剛先生(国立健康・栄養研究所食品保健機能研究部長)「ハーブ利用における注意点」
豊富なデータをもとに、健康食品の利用における健康被害報告をはじめ、医薬品との相互作用など食品としてハーブ利用の注意点をお話しいただきました。
【パネルディスカッション】
林真一郎理事長を交えて講演内容を深掘りし、それぞれの立場からの意見もうかがえ、さらに理解が深まりました。
各分野の専門の先生方に専門性の高い内容をわかりやすくご説明いただき、参加者との活発な質疑応答やパネルディスカッションもあって、理解を深めることができました。このフォーラムで、統合医療のあり方や健康食品を利用する際にどのような情報が参考になるのかを学ぶ非常に貴重な機会となったほか、いずれの講演も医療や健康食品の分野へのハーブ専門家の必要性や役割、今後の課題などを考えるとてもよいきっかけとなりました。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第60号 2022年6月