2022.7.20
コーヒー及びお茶の摂取と肺がんリスクとの関連 (国立がん研究センター)
参加者110万人以上の17の疫学研究(前向きコホート研究)を用いて、コーヒーやお茶の摂取と肺がんリスクとの関連を検討した。
コーヒーもお茶も飲まないグループと比較した肺がんリスクは、コーヒーのみを飲むグループでは、現在喫煙者で1.30倍、過去喫煙者で1.49 倍、喫煙したことのない者で1.35倍、 お茶のみを飲むグループでは、現在喫煙者で1.16倍、過去喫煙者で1.10倍、喫煙したことのない者で1.37倍と、コーヒー、お茶いずれの摂取の場合も、喫煙状況に関係なく肺がんリスクが高くなった。この関連に、性や人種、肺がんの組織型による違いはなかった。
https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/8901.html
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第60号 2022年6月