2022年10月30日(日)第24回JAMHAオンラインシンポジウム →◆11月14日アーカイブ配信済◆
今年のシンポジウムは「各地の様々なハーブ」をテーマに、1日中オンライン上でハーブに関する講演を楽しんでいただける、盛りだくさんの内容で実施いたします。なお、後日お申込みいただきました方全員を対象に、 アーカイブ(録画配信)のご案内をいたしますので、ご都合にあわせてご視聴いただくことが可能です。ぜひ、お気軽にご参加ください。
行事概要
【参加費】JAMHA会員1,000円(非会員:3,000円)
【日時】2022年10月30日(日) 10:50~16:30
【会場】オンライン
【申込締切】10月27日(木)15:00
※ご都合のよい時間帯のみの視聴が可能
※後日アーカイブ(録画)配信あり
プログラム
※講演者、講演内容、タイムテーブルは変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
10:50~11:00 オープニングトーク(当協会専務理事 金田 太朗/当協会事務局長 木村 正典)
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11:00~12:00 山下智道 氏 野草研究家
<講演内容>
ハーブとは?野草とは?
そんな素朴な疑問からどこでも手に入れる事の出来る野草を活かし暮らしに寄り添う植物の使い方、日々の食に取り入れる方法まで全ての皆様の疑問にお答えします。
私が思うハーブと野草の境界線。
野草研究家山下智道ならではのハーブや野草の楽しみ方をお伝えできたら幸いです。
<経歴>
福岡県北九州市出身。
登山家の父のもと、幼少より大自然と植物に親しみ、野草に関する広範で適確な知識と独創性あふれる実戦力で高い評価と知名度を得ている。国内外で多数の観察会・ワークショップを開催。T V出演・雑誌掲載等多数。著書に『野草と暮らす365日』(山と渓谷社/2018年)、『なんでもハーブ284(ポケット図鑑)』(文一総合出版/2020)、『簡単!ちょっとスペシャル!ハーブ研究家・山下智道のソロキャンプごはん』(徳間書店/2021)がある。
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12:00~13:00 西原正和 氏 薬剤師・奈良県薬事研究センター総括研究員
<講演内容>
「採薬使(さいやくし)」をご存じですか? 江戸時代、徳川吉宗の命により全国各地に存在する薬用植物類の調査、採取に奮闘した幕府の使者のことで、この活躍のおかげで、現在の全国の薬用植物の分布状況やその使用法が後世に受け継がれているのかもしれません。当時は、今のように新幹線や飛行機などの便利な移動手段はなく、その調査の旅は相当大変だったようです。この活躍ぶりについて、実は歴史がとても苦手な私がわかりやすくご紹介します。ちょうどお昼の時間帯、お好きなランチを食べながら、肩肘張らずにその時代へ思いをはせてみませんか。
<経歴>
薬用植物や生薬、漢方薬などをより分かりやすくお伝えしていくことをモットーに、講習会や勉強会を開催。現在は活動の場をオンラインにも拡大している。奈良県産の薬用植物や生薬を広めるために、農家さんや企業さんと協力し、新しい商品開発や品質管理にも日々奮闘中!
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13:00~13:30 団体会員の紹介、イベントの紹介
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13:30~14:30 梅屋香織 氏 薬剤師・フランス植物療法士
<講演内容>
フランスではハーブが日本よりももっと専門的に使われているのですよね?
フランスでは、薬には頼らずハーブティーで病気を治すのが一般的なのでしょうか?
植物療法の本場と聞くけれど、実際はどの様なハーブの使われ方をしているのでしょう。
今日の日本では、それらをどの様な形で展開できるでしょうか。
そしてフランスではどの様にハーブが学ばれているのか、どんな資格があるの?どんな学校があって、どこで学ぶのがおすすめですか?
ということもよく質問されます。
フランスのハーブの使われ方、知識や技能の習得方法、専門性などについてを私がフランスに生活し、そしてエルボリストリで働き経験したことを踏まえてこれまでに多くいただいてきた疑問や関心事にお答えします。
植物療法、エルボリストリの現場を経験したからこそ、リアリティのあるお話をお伝えしたいと思います。
<経歴>
(薬剤師・フランス植物療法士 ドラッグストア フィトリート店長)
新潟薬科大学卒
およそ十年間複数の調剤薬局に勤務
2014年渡仏
2016年パリ第五大学DIU Phytothérapie-aromathérapie 修了
2016年-2020年HERBORISTERIE DU PALAIS ROYAL勤務
出産と新型コロナパンデミックを機に日本に本帰国
2022年1月渋谷区神宮前に植物由来のものを中心に扱う相談型の薬店
「ドラッグストア フィトリート」を開業。
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14:30~15:30 小川康 氏 薬剤師・チベット医
<講演内容>
チベットでは医師のことをアムチと呼びます。アムチはまず、大地に触れます。ヒマラヤの山々を踏みしめ、岩場をよじ登り薬草の群生地を目指します。次に薬草に触れます。一日中、薬草を採取し続ける作業は忍耐を伴います。青いケシの刺、セリ科の薬草の茎の固さ、野ばらの花弁の薄さ、ヒマラヤンルバーブの根の感触、満月光の下で練る方解石粉の冷涼感、これらは今もアムチである私の手に手触りが鮮明に残っています。薬草の乾燥や製薬作業もすべて両手で触れながら手作業で行われます。チベット医学の定義や特徴にはいろんな切り口がありますが、その中でも「機械や電気を使わず手で行う」という特徴にこそ私は魅力を感じています。本講座では麻黄、大黄、ザクロ、甘草、蜂蜜、方解石などチベット薬で汎用される薬草の感触と用い方、また現代医学との関連について、ズームを介してですが、できる限り「触れて」いきます。
<経歴>
1970年富山県生まれ。東北大学薬学部卒。薬剤師。1999年、インド・ダラムサラに渡りチベット語の学習に取り組み、2001年、メンツィカン(チベット医学暦法大学)に合格。2009年、チベット医として認められて帰国。2016年、信州の山奥に土地を取得し、木を伐り石を運んで「薬房・森のくすり塾」を建設。
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15:30~16:30 佐竹元吉 氏 昭和薬科大学薬用植物園 薬用植物資源研究室研究員
<講演内容>
和のハーブが国内の文献に記載されている植物を指すとすると、最も古い記載は、918年の本草和名 (深根輔仁)であるが中国の新修本草の翻訳である。江戸時代の大和本草(貝原益軒)1709年では、1,362種が記載されている。国内の薬用植物を栽培した松山本草では702種の植物が記載されている。知里 真志保「分類アイヌ語辞典植物篇」には薬用植物の記載があり、旭川のアイヌ民族の有用植物園では約120種類を植栽している。沖縄では、質問本草1789年に160種が記載されている。これらの中から下記の植物を選んだ。
メディカルハーブ会報誌へ投稿した植物、ハトムギ、ウメとサンザシ、ニッケイ、ウドとキョウカツ、イタドリ、ムラサキ、クチナシ、サンショウ、エゾウコギ、ショウガとミョウガ、ナルコユリとアマドコロ、キハダ、ユリ、チガヤ、ヒオウギの18項を中心に話したい。
<経歴>
当協会顧問。日本薬剤師研修センター特別顧問。沖縄美ら島財団研究 顧問。1964年東京薬科大学卒業。国立医薬品食品衛 生研究所生薬部部長、お茶の水女子大学生活環境研 究センター教授、富山大学和漢医薬学総合研究所・お 茶の水女子大学客員教授を歴任。著書『第17改正 日 本薬局方生薬等の解説書』(共著・廣川書店)他。
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16:30 クロージング
お申込について
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- 2022年8月実施 メディカルハーブ検定、ハーブ&ライフ検定を受験された方は、合否同封物「検定受験者の皆さまへ」に記載の専用QRコードより、必ずお申込みください。(合否通知は9月下旬頃発送いたします)
- 申込締め切り後に、ご参加者の皆様にご案内のメールをお送り致します。
- お申込は先着順となっており、定員の達し次第締め切らせていただきます。
イベント申込みに関する注意事項
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キャンセルポリシー
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