2022.10.4

男性のオメガ 3 系脂肪酸摂取量と配偶者に対する暴力の関連について:エコチル調査 (富山大)

「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用い、オメガ 3 系脂肪酸(青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、エゴマ油やシソ油に多く含まれるα-リノレン酸など)を多く摂っている男性は、配偶者(パートナーを含む)に対して暴力を振るうリスクが低いことを明らかにした。

特に、ほとんど摂っていない男性でリスクが顕著に高いことから、オメガ 3 系脂肪酸を気持ち多めに摂取するように食習慣を変えることで、配偶者に対する暴力行為を減らせる可能性が示唆された。


https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20220630-1.pdf

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第61号 2022年9月