2022.10.4
大豆製品摂取と認知症リスクとの関連(国立がん研究センター)
男女とも、総大豆製品やイソフラボン摂取と認知症リスクとの関連はみられなかったが、個々の大豆食品では、女性において納豆摂取と認知症リスク低下と関連がみられた。
納豆には、イソフラボンも多く含まれているが、ナットウキナーゼやポリアミンといった酵素も含まれており、動物実験において、認知症のリスクとなるたんぱく質(アミロイドβ)の蓄積を抑制することが報告されていることから、認知症のリスク低下にはたらいた可能性が考えられる。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第61号 2022年9月