2023.3.13

ラズベリーリーフ×ローズレッドティー: 月経や更年期の悩みにもハーブや精油が大活躍

Herb Conditioning 女性は先まわりの対処で今よりもっとラクになる

女性の体は、女性ホルモンの影響によって変化します。月経痛や月経前症候群(PMS)が悩みという人は少なくありませんが、女性ホルモンのリズムを知っていれば、先まわりして対処できるとポジティブに考えてみましょう。

更年期の不調も、今はこういう時期と分かっていれば、無理をしないなどの対処ができ、ゆとりをもって過ごすことができます。リラックス効果の高いハーブや精油を活用して、不快な時期を軽やかに乗り切りましょう。

ラズベリーリーフやローズは、女性のホルモン系に作用してバランスを整える働きがあります。月経痛やPMSには、月経の7~10日前から飲用してみてください。

浸出油を使ったマッサージも、忙しい日常生活で乱れた心と体の調整に役立つセルフケア方法です。筋肉のこりをほぐし、体の滞りを取って巡りをよくするので、月経痛以外にもリラックス、リフレッシュ、疲労回復、肩こりや腰痛、むくみ解消などの効果が期待できます。ピンポイントでこりや痛みを解消したい場合には、温湿布もおすすめです。

クラリセージにはエストロゲン様作用があり、ホルモンバランスを整え、女性特有の不調の緩和に効果を発揮してくれます。

ラズベリーリーフ×ローズレッドティー 
女性ホルモンのバランスが気になる方に

〔用具〕ティーポット、カップ

熱湯 200mL

〔ドライハーブ〕
ラズベリーリーフ 1g
ローズレッド 1g

  1. ポットにハーブを入れ、熱湯を注いだらふたをして5分ほど抽出する。
  2. カップに注ぎ入れる。

POINT

淡い味わいのお茶なので、お好みでナツメグ、シナモン、カルダモンなどを加えてもよいでしょう。
ローズレッドは赤い薔薇の花びら、ローズピンクは淡いピンク色の薔薇の花びらです。どちらも効能は同じで、女性ホルモンの調整、リラックス、美肌などが期待できます。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第63号 2023年4月