滋養強壮! 3種の“元気玉”おやつ:1.サマポーシャ from Sri Lanka
晩夏の疲れた体の栄養補給や、寒い冬の滋養強壮に!!
「冷」「軽」「乾」が特徴の日本の秋冬には、甘さやしっとり感、重さのある食材を積極的に選びましょう。
今回は簡単に作れて、身体にやさしい、3種類のエナジーボールをご紹介します。たんぱく質が摂れて甘みもあり、腹持ちのいい、とてもおいしい元気玉おやつです。
主な材料
●ココナッツ
海水に含まれるミネラル類を多く吸収しているため、鉄・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富。
また外皮は天然繊維「ココナッツファイバー」、殻は食器にと、捨てるところのない、スリランカの生活に根づいた植物です。
●ひよこ豆粉
ひよこ豆を挽いて作る粉は、ベサン粉・ガルバンゾ粉ともいわれます。
小麦粉よりも薄い黄色(ひよこ色)。カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸などのビタミン・ミネラルが豊富です。
作り方
元気玉[1] 〜Samaposha from Sri Lanka〜
【サマポーシャ】
たんぱく質、ビタミンを含み栄養価の高いスイーツ。
免疫力や成長を促すため、スリランカでは子どもや、妊婦さんが食べるそう。本来は何種類かの粉を混ぜて作るそうですが、今回は日本で入手できるきな粉を使いました。
[材料]
ひよこ豆粉 50g
きな粉 25g
ココナッツファイン 30g
牛乳 60mL
きび砂糖 30g
塩 少々
❶牛乳以外の材料をボウルに入れ、よく混ぜる。
❷牛乳を少しずつ加え、生地をまとめる。
❸柔らかくなったら(耳たぶ程度)、直径2cmくらいに丸めて完成。
アーユルヴェーダとは
5,000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療。「よりよく生きるための教え」として、瞑想やヨガ、オイルマッサージ、呼吸法、ハーブを用いた食事療法などを毎日の生活に取り入れて、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第65号 2023年9月