2024.2.2

体を温める効果や疲労回復、整腸効果がある梅醤番茶

寒さが身にしみる冬は、丁寧に体と向き合って

天然の塩はミネラルの補給源となるだけでなく、体を温める作用もあります。寒い地方で濃いめの味つけが好まれるのも、理由があるのです。また、発酵食品に含まれている酵素も代謝を促し、体を温めてくれます。冷えがつらいと感じる人は、しょうゆや味噌、みりんなどの発酵調味料を適宜取り入れるのもよい方法です。

この冬、生活をちょっとスローダウンして、丁寧に体と向き合ってみませんか。

梅醤番茶うめしょうばんちゃ(1人分)

< 用意するもの >

〔用具〕湯飲み、スプーン

番茶  150~200mL  
梅干し 1個
しょうゆ  小さじ 1/2
ショウガの搾り汁 小さじ 1/2

< 作り方 >

  1. 梅干しは種を取り除き、湯飲みに入れてスプーンでつぶす。
  2. しょうゆを加えてよく練り混ぜる。
  3. ショウガの搾り汁を加え、熱い番茶を注いで混ぜればでき上がり。

POINT

古くから民間で親しまれてきた養生ドリンクです。

空腹時や食前に飲むものとされていますが、体の冷えや疲れを感じた時、かぜのひき始めなどに飲むとよいでしょう。

番茶はお茶の中ではカフェインが少なく、胃に負担をかけません。梅にはクエン酸による疲労回復効果や代謝アップ効果、植物性乳酸菌による便秘予防効果などがあります。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第66号 2023年12月