2024.6.12

薬草観察ツアー in 東京 代々木公園編「池兄と巡る、自生する日本のハーブ探索会」

日程:2024年3月21日(木)
会場: 代々木公園
ホリスティックハーバルプラクティショナー 尾崎里香

春の青空の下、代々木公園にて池兄こと池村国弘先生と巡る日本のハーブ探索会が開催されました。当初、自然教育園だったはずがまさかの休園日ということで、急遽、代々木公園に変更して開催されました。少し冷たい風の中、落ち葉でフカフカの足元に覗く小さな野草を観察しながら、花の小径を通ってゆっくりと進みました。早速出会ったのはノビル。

ヤブヘビイチゴとノビル

葉や地下の鱗茎が美味しい野草ですが、スイセン(有毒)の葉に似ていて注意が必要です。葉の断面が中空で半月型をしていること、何よりネギ臭がするかどうかが見分け方のポイントであることを教わりました。クサイチゴは草の名が付いていますがキイチゴの仲間です。

クサイチゴ

園内のあちこちに白い花が見られました。実のなる5月が楽しみですね。木村事務局長の一推しはカヤ。針葉樹で先が尖った葉ですが、春の若葉は柔らかく、ちぎると柑橘系の香りがします。葉の先端の棘を取るようにハサミで周囲を切ってウォッカに浸けてチンキ剤にすれば消臭スプレーとしても大活躍。ヨモギやカキドオシ、ノゲシの若葉で爽やかな香りや春を味わい、池兄の丁寧な解説と共に五感で春を楽しむ一日となりました!

カキドオシを観察
色々な大きさのカキドオシ

ご案内くださった先生方、ご一緒に学びを深め合った皆様ありがとうございました!