バジルを育ててみましょう
生育旺盛で料理に活用しやすいバジルは、キッチンガーデン初心者に特におすすめのハーブ。
苗の植えつけは楽ですが、種まきでも簡単に殖やせます。適宜カットしながら育てることで、枝葉がより茂ってこんもりよい形になり、たくさんの収穫を楽しむことができます。
バジル
性 状 多年草(温帯では一年草扱い) 種まき・植えつけ 春〜夏 収 穫 春〜秋
01.|栽培に適した環境
たっぷり日の当たる場所が適しています。日当たりが悪いと軟弱になって葉は軟らかくなります。地植え、鉢植え共に楽しめます。
POINT▶︎乾燥するとダニが着きやすくなりますので室外機の風などの当たらないところで育てましょう。
02.| 土づくり
園芸培養土に植えつけます。種まきする場合は、表面の土を篩で細かく篩うとよいでしょう。生育途中で葉が黄ばんできたら油かすを一握り施します。
03.| 水やり
鉢は土が乾きやすいので、表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり水をやります。地植えで株元に土が見えないように草を生やせば、夏でも灌水の必要はありません。
04.| 収穫
若い葉や花穂に香りが多く存在します。各枝先に花穂が出始まったころが収穫適期です。各枝先の先端付近の4〜6枚くらいを枝ごと収穫します。
POINT▶各枝先の先端を摘み取り収穫することで、側枝が伸びて香りの強い新芽を増やすことができます。
05.| 利用
そのままサラダに加えたり、刻んでドレッシングやパン粉、オムレツに混ぜたりすると、いつもの料理がワンランクアップ! 特にトマトやナス、鶏肉、白身魚との相性は抜群です。
POINT▶たくさん収穫できたらバジルソースを作っておくと、パスタやグリル料理、カナッペなどに使えて重宝します。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第67号 2024年3月