2024.9.24

うるわしき紅花を訪ねて

日程:2024年7月7日(日) 会場:山形県河北町・白鷹町(紅花資料館、紅花の館ほか)
ハーバルプラクティショナー 浅井佳苗

天気予報は雨でしたが、仙台駅に到着したタイミングで晴れ間も見え、清々しい気持ちでバスツアーに参加しました。

最初に山形県河北町にある、紅花資料館に訪れました。この日は紅花まつりが開催されており、露店やワークショップ、クラフトコーナーなどでとても盛況でした。資料館では河北町に千年以上前から伝わる林家舞楽の装束を集めた展示会が開かれ、紅花で染めた装束を多数みることができました。紅花染めの想像以上の鮮やかさに、時間を忘れ見入ってしまいました。

昼食は山形の名産である白鷹産のミニトマトをたっぷり使ったパスタに、デザートは紅花の入ったカッサータもいただきました。まさに「紅ランチ」です。

午後は白鷹町役場で開催されていた紅花まつりにて、紅花の切り花を購入した後、一番楽しみにしていた「紅花(はな)の館」へ行きました。最上紅花のお話を聞き、念願の紅花染め体験です。紅餅から抽出した色素は真紅で、そこにクエン酸を入れて液を中和させます。輪ゴムで絞りを入れた布を入れ、15分ほどつけて水でゆすぐと、紅花染めの完成です。なんと、紅花に紅色の色素は花のわずか1%しか含まれていないとのこと。今までに見たことのない貴重で鮮やかなピンク色に、胸がいっぱいになりました。

ツアーの最後は紅花畑です。ここでは、小雨となってしまいましたが、かえって映画のワンシーンのような、静かにどこまでも続く紅花畑に心を奪われました。

初めてのJAMHAイベントへの参加でしたが、紅花の魅力にたくさん触れ、心身ともに癒される時間を過ごすことができました。また機会がありましたら、紅花の里「山形」に足を運びたいと思います。