【協会創立10周年記念インタビュー】認定校運営に携わって" /> 【協会創立10周年記念インタビュー】認定校運営に携わって – 日本メディカルハーブ協会
2017.6.1

【協会創立10周年記念インタビュー】認定校運営に携わって

株式会社生活の木 カルチャー事業本部マネージャー

梅原亜也子

──生活の木さんが当協会の認定校を運営している内容について教えてください。

梅原(敬称略、以下同):
日本メディカルハーブ協会が認定している資格の講座はすべて網羅しています。入門コースであるメディカルハーブコーディネーター検定、ハーブ&ライフ検定、そして認定コースであるハーバルセラピスト、シニアハーバルセラピスト、ハーバルプラクティショナー、ホリスティックハーバルプラクティショナーですね。
上記講座がスタートする以前から、当社企画のハーブの活用法を楽しみながら学ぶ講座も実施してきました。受講生の中には現在講師として活動されている方もおり、皆さん「ハーブのある暮らし」を全身で楽しみながら、仕事につなげたり、生活に活かしたり、世界を広げていらっしゃいます。

──メディカルハーブを学ぶ上で大切なことは何だと思いますか。

梅原:
メディカルハーブには「メディカル」という言葉があるだけに、皆さん、医療の代わりという部分に思いを重ねることが多いんですね。ですが、ハーブは医療との関係だけではなく、むしろ楽しさがついてくるものだと思います。効き目だけを求めるのであれば、お薬のほうが直球でいいと思います。でも、ハーブは予防やメンタルケアにつながるような点で、薬とは大きく違うと思います。
そのように考えると、ハーブの力は香りがあり、体全体をホリスティックにつなぐものだと思います。それがハーブのよさですね。料理にもお風呂にも染め物にも使え、ハーブティーにもなるというように、活用範囲がとても広いんですね。ハーブを皆さんに知って、活用していただくことが大切だと思います。

──生活のいろいろなシーンで、いつでもハーブがあるということですね。

梅原:
当社では「ハーブのある暮らし Herbal Life」を30年以上前から提案しています。料理やお風呂などに使うことにプラス、彩るハーブです。それが楽しさにつながって、ちょっと心がうきうきわくわくするような存在、そこが一番大事だと思うんですね。ですから、スクールでも楽しく学ぶことを目指しています。

学ぶということは、今ではGoogleで検索すると、いっぱい出てきます。でも、人(講師)から学ぶと、楽しさとともに伝えてもらえます。活用用途の体験も含めて伝えていくことが大事だと思っています。そういう面では、私自身を含め、講師陣の人間力も非常に求められていて、スクール事業を行っていく上でも重要なことだと思っています。「ハーブのある暮らし」を自分自身が体験しないと、勉強だけでは伝えられないことも多いですし、伝えきれないし、そこが一番大事だと思います。

生活の木の理念には「自然・健康・楽しさ」がありますが、ハーブにはそれが全部備わっています。このハーブにはどんな成分が入っていて、種子になる頃にはどう変化しているのかなということにも興味・関心・探求心をもって楽しんでいただければと思います。

──そういうことも含めてメディカルハーブの勉強をすると、生活の中に楽しさが増していくんでしょうね。

梅原:
知識があって、体験があって、初めてハーブのよさを理解できて、活用しやすくなります。そういうことを多くの皆さんに知っていただきたいと思います。

──今日はお時間をいただき、ありがとうございました。

初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第40号 2017年6月