2015.12.1
『絵でわかる植物の世界』
絵でわかる植物の世界
- 監修:大場秀章
- 著:清水晶子
- 発行:講談社サイエンティフィク
- 判型:A5判
- ページ数:174ページ
- ISBN:978-4-06-154754-4
- 定価2,160円(税込)
内容
野山を歩くときやハイキングで、草花の名前がわかったらどんなに楽しいだろうと誰でも思います。植物図鑑の膨大な中からどう調べるのでしょうか。この本はその解決法のひとつです。
被子植物の学名は植物に属と種の2つの名前をつける「二名法」です。シンプルですが膨大な植物を区別するのは難しいため、植物のかたち(形質)を自然のまとまりで表した属より上位の「科」ができました。科についての理解を深めることは、未知の植物に出会ったときにその植物が何であるのかをつきとめる手がかりにもなります。
第4章「植物の分類」では、北半球で目にする被子植物の13の科の特徴を根・茎・葉・花・果実のかたちを中心に丁寧なイラストとともにわかりやすく解説しています。「植物が好きで、植物についてもう少し深く、体系的に知りたい人」のために書かれたこの本は、植物観察の一助となる一方で、植物と私たちとの関わりを知る読み物としても楽しめます。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第34号:2015年12月