2018.3.1
店舗でのカウンセリングにこだわりたい
吉川さんは、団体会員の(株)コネクトの代表で、当協会の理事でもいらっしゃいます。まずは会社のご紹介をお願いできますでしょうか。
吉川(敬称略、以下同):
私どもコネクトは、サントリー傘下の会社としてメディカルハーブにこだわったハーブ専門店「enherb」(エンハーブ)を運営しています。全国35の店舗(3月1日現在)ではハーブティーの量り売りをするという、小売り業としては大変珍しい販売方法をとっています。そして特に最近、力を入れているのがオーダーメイドで、スタッフがお客様にカウンセリングし、お客様の体調に合わせて最適なブレンドをその場で作ってご提供するという方法です。
今、小売りはインターネット販売に押されつつある時代になってきました。でも私たちは、その場でお客様と対面して調合するというリアル店舗ならではの販売にこだわりたいと思っています。
販売スタッフさんも相当詳しくないといけませんね。先のメディカルハーブ検定試験に、団体で受験申込みをなさったと伺いましたが、そのための…?
吉川:カウンセリングする上では、きちんと正しい知識をもつことが重要です。お客様にとっても信頼感が違うと思います。以前はスタッフが各自で勉強して試験を受け、受かったら会社が費用を負担するという方法でした。今は会社がまとめて受験の申込みをして、合否も把握して費用負担をすることにしました。スタッフからは好評で、さらに勉強することへのモチベーションになってすごくよかったと思っています。落ちたら恥ずかしいということでもありますが(笑)。「毒にも薬にも」なるメディカルハーブの対面カウンセリング販売には、正しい知識をもったスタッフが必須となります。
そんなスタッフとともに、もっともっと多くのお客様にメディカルハーブの有用さを知っていただき、日々の生活に活用していただきたいと考えています。
初出:特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会会報誌『 MEDICAL HERB』第43号 2018年3月