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メディカルハーブ事典
西表島に見られる野生ラン

私が石垣島へ移住して、今年で30年になります。もともとは東京で生物画家として仕事をしていたのですが、当時出版社から依頼され『原色日本の野生ラン』の続編を描き始め、全国のフィールドへ行き現地で写生をしてきました。東京大学の故前川文夫名誉教授執筆の本編は昭和35年に出版され、名著とし・・・

2020.11.01
ティートリーの植物学と栽培

今回は、ティートリーの特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類 ティートリー(teatree)はオーストラリア原産のフトモモ科(ラテン名:Myrtaceae、英名:myrtlefamily)メラレウカ属(Melaleuca)植物で、学名はMelaleucaalter・・・

2020.10.31
日本のハーブ #45 :ヨモギ属の利用

利用されているヨモギ属植物 ヨモギ属の植物は世界各国で薬用として利用されています。成分がマラリヤの治療薬アルテミシニンの原料であるクソニンジンArtemisiaannua や駆虫薬のサントニンの原料のシナヨモギArtemisia cina やクラムヨモギArtemisiakurr・・・

2020.10.31
植物たちが秘める“健康力”「ポリフェノールの働きとは?」

前号では、植物たちが、自分のからだを守るために抗酸化物質をつくり、それらの物質を私たち人間は健康を守るために利用させてもらっていることを説明しました。今回は、抗酸化物質のポリフェノールが、どのように、私たちの健康に貢献しているのかを紹介します。ポリフェノールというのは、実は、8,・・・

2020.10.28
舞鶴草・姫委蕤の大群落 – 襟裳岬の植物エネルギーをお届けします!第2回

はじめに 今年も、6月5-6日、6月9-10日の2回、日高路の貴重な植物たちの開花状況調査のために襟裳岬を訪れました。襟裳岬の大地は6月になると、多くの植物たちはそれまで溜め込んでいたエネルギーを一気に開放するように花を咲かせ始め、枯れ葉色の大地を、しだいに華やかな大地に変えてい・・・

2020.10.09
美肌に導くハーブを学ぶ:ローズヒップ

ROSEHIP ローズヒップ 【 学 名 】 Rosa canina L. 【 科 名 】 バラ科 【使用部位】 偽果 【主要成分】 ビタミンC、ペクチン、植物酸、カロテノイド、フラボノイド 【 作 用 】 ビタミンCの補給、緩下 【 適 応 】 ビタミンCの消耗時の補給、インフ・・・

2020.09.11
【北の植物】ユキザサ(雪笹)

漢方の教科書をひもときますと、漢方の中で最も大切な『気』とは、「生体の総ての機能や物質に関わる根源的な生命エネルギーであり、目で見ることができない。陽気とも元気ともいう」こう記載されています。 ところで、地球が元気でなければ、地球上に生きる私たちが元気でいられるはずはありませんね・・・

2020.07.01
6月20日は、ペパーミントの日です。

さわやかなメントールの香りが脳を活性化し、胃腸の不快症状を解消してくれます ミントの日本語名は「ハッカ(薄荷)」。 ハッカの産地である北海道北見市まちづくり研究会は、ハッカをPRする目的で6月20日を「ペパ—ミントの日」に制定しました。 6月は、この月の北海道のさわやかさがハッカ・・・

2020.06.16
ヤロウとオレガノ

  19.ヤロウ Achillea millefolium キク科 和名でセイヨウノコギリソウと呼ばれる淡い色の花が咲くキク科植物で、止血効果などさまざまな薬理効果のあるハーブとして古代ギリシャの時代から使われてきました。 精油成分と香り ヤロウは自・・・

2018.09.24
ラベンダー

清楚な香りとイメージで抜群の人気を誇るラベンダーは、ストレスによるイライラや興奮を鎮め、精神的な安定をもたらします。また、抗菌、抗真菌作用を持つとともに、皮膚に対する刺激が少ないため、スキンケアやヘアケアなどの美容目的にも用いられます。家庭に備えておいたり、旅行に持っていくと、幅・・・

2018.06.15