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メディカルハーブ事典
クロモジ属植物の多様性と植林活動について

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2023.07.05
植物たちが秘める健康力 : 「命を救った」という言い伝えをもつ植物

多くの植物たちが、私たちの健康を支えてくれています。それらの中に、「病気から命を救った」という言い伝えをもつ野菜や果実があります。今回は、それら3種類の植物を紹介します。 「王様の食べる野菜」とは? アラビア語で、「ムルキーヤ」とよばれ、「ムルヘイヤ」と転訛して、現在の植物名にな・・・

2023.07.02
ハーブ偉人伝: ガレノス

医学の父、薬学の父といわれるガレノスは、しばしばヒポクラテスは善、ガレノスは悪として語られることが多いのです。そう思ってガレノスの文献を読んでいくと、1800年前にこれほど熱心に学び、人体を綿密に調べ、実験をし、記録をとり、薬草を収集し、分け隔てなく患者を治療した、そのような驚く・・・

2023.07.02
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(17): 聖ヒルデガルトの人物像と中世からのラディカル・エコロジー神学としての自然学

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2023.07.01
亜熱帯から花便り: ヒスイカズラ(翡翠葛)

南の島の花便り 花の中では珍しいターコイズブルー色のヒスイカズラ(翡翠葛)。この花は沖縄でも近年大変注目され始めており、この項にも何度か顔を出していますが、改めてもう少し深く掘り下げてみましょう。 ヒスイカズラは植物学上の分類ではマメ科(マメ亜科)のヒスイカズラ属で、学名はStr・・・

2023.06.30
バクモントウとジャノヒゲ    

風邪で咳が出て、顔が赤くなったことがあった。薦められた漢方薬が麦門冬湯であった。早速自分で調剤して自分で飲んだところ、咳は止まり顔も赤味がなくなった。麦門冬湯の構成生薬は、麦門冬、半夏、人参、粳米、大棗、甘草の6種で、緩和な生薬が配合されているだけで、劇的に効くことが不思議であっ・・・

2023.06.28
クロモジの植物学と栽培

今回は、クロモジの特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 分類 クロモジは、クスノキ科(Lauraceae)リンデラ属(クロモジ属;Lindera)植物で、狭義にはLindera umbellata Thunb.(リンデラ・ウンベルラータ)を指します。中義に・・・

2023.06.25
メディカルハーブとして有効な樹木

「 クスノキ(カンファー) 」 【 学 名 】Cinnamomum camphora【 科 名 】クスノキ科【使用部位】材、枝、葉【主要成分】 精油(カンファー、カリオフィレン、リモネン、α-ピネン、ゲルマクレン、 1,8-シネオール、サフロール、リナロール)【 作 用 】抗菌、・・・

2023.06.22
ハーブ偉人伝: ヒポクラテスとガレノス

ヒポクラテスほど世界で有名な医者はいません。しかし、その姿を追おうとするとなかなか理解ができません。 というのも、ヒポクラテスの姿は『ヒポクラテス集典』と呼ばれる複数の文書から推測されているからです。しかし、どの著作がヒポクラテスの自書なのかはわからず、多くが息子や弟子たちが書い・・・

2023.03.20
サイシンとアリストロキア酸  

日本で副作用を起こした試料の分析結果 細辛(サイシン)は、ウスバサイシンの全草を乾燥したものであった。1992年、ベルギーでアリストロキア酸の腎臓障害が報告されたので、ウマノスズクサ科植物の成分が分析され、ウスバサイシンの地上部の葉と葉柄にアリストロキア酸が含有されていると判明し・・・

2023.03.19