Seasonal Greetings from JAMHA
「医療情報の宅急便」
皆さん、こんにちは。今回は『食事のせいで死なないために』(NHK出版)の著者である医学博士のマイケル・グレガー氏について取り上げます。彼は食生活が健康に与える影響が研究では明らかになりながらも、実際の医療に取り入れられない理由に診療報酬制度にあることに気づきます。薬を使えば使うほ・・・
情報通信技術を活用したヘルスケア
皆さん、こんにちは。今回はデジタルヘルスについて取り上げたいと思います。デジタルヘルスとは情報通信技術を活用したヘルスケアを意味します。 例えばウエアラブルデバイスを装着することで血圧や血糖値、さらには心拍数などの24時間モニタリングが可能です。こうした試みによって病気の早期発見・・・
AIの時代のメディカルハーブ
皆さん、こんにちは。今回は最近、話題になっているチャットGPTについて取り上げたいと思います。チャットGPTはユーザーが入力した質問に対してまるで人間のように自然な対話形式でAIが答えるチャットサービスです。とても便利なサービスである一方で誤った情報や偽情報が拡散する恐れがあり、・・・
フェムテックについて
皆さん、こんにちは。今回は最近、話題になっているフェムテックについて取り上げたいと思います。フェムテック(Femtech)とはFemale(女性)とTechnology(技術)をかけ合わせた造語で月経や更年期など女性の健康上の課題をテクノロジーで解決する製品やサービスをいいます。・・・
新型コロナウイルスに対するメディカルハーブやアロマセラピーの研究の状況
皆さん、こんにちは。今回は新型コロナウイルスに対するメディカルハーブやアロマセラピーの研究の状況についてお話したいと思います。 今年の1月に東京工科大学の佐藤拓己教授らの研究グループはローズマリー由来のカルノシン酸が新型コロナウイルスの感染を抑制する可能性を示す論文を発表しました・・・
メディカルハーブに関する情報のアップデートについて
皆さん、こんにちは。今回はメディカルハーブに関する情報のアップデートについて取り上げたいと思います。例えばサフランの機能性や使用目的についてわが国ではサフランがからだを温めることから冷え症や血行不良に用いるというのがよく知られた情報です。実際に日本薬局方ではサフランの適用として「・・・
SDGsへの取り組み
皆さん、こんにちは。わが国でも様々な領域でSDGsへの取り組みが行われていますが、ハーブや精油の生産国でもそうした動きが活発化しています。一例を挙げれば薬用植物の保護や公正な取引は森林保護や生物多様性の確保(目標15)、貧困の改善(目標1)、健康的な生活と福祉の推進(目標3)、格・・・
Season’s greetings from JAMHA
皆さん、こんにちは。昨年4月より理事長職を拝命致しました林真一郎でございます。日頃より協会活動にご理解とご支援を賜りまして厚く御礼申し上げます。3月のオンライン検定ではシステム障害により受験生はじめ多くの方々にご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。今後はより一層万全を・・・
エコロジーについて
皆さん、こんにちは。今回はエコロジーについて取り上げたいと思います。通常はエコロジーという言葉は生態学を意味し、ヒトと自然との調和や共存を目指す考え方としても知られています。これに対してフランスの思想家であり精神分析学者のフェリックス・ガタリ(1930-1992)は自然の環境とこ・・・