Q: 分類体系が、新エングラー体系からAPGに変化したのはなぜですか。 A: 1735年、スウェーデンのリンネ(Carl Linnaeus)は、当時知られていた植物を雄しべの数を目印として数とつき方が異なる24のグループに分類しました。リンネはグループ化する最少の単位を[種]とし・・・
2014年10月19日(日)、京都山科にある京都薬科大学において第2回学術集会が開催されました。開会の挨拶は今西二郎氏(明治国際医療大学付属統合医療センター)。 会長講演 松田 久司(京都薬科大学生薬学分野) 「伝承薬物から生体機能性成分の探索」 世界各地の伝承薬物から生体機能性・・・
ブラックコホシュは子宮筋腫にも有効なのか? ~ブラックコホシュの非エストロゲン様作用~ (参考論文:Effect of Isopropanolic Cimicifuga racemosa Extract on Uterine Fibroids in Comparison with・・・
スリランカで最大級のアーユルヴェーダの展示会といえば「アーユルヴェーダEXPOコロンボ」。スリランカのアーユルヴェーダ関係者が見に来て、商談をするイベントです。勿論一般の方も参加可能、色々話を聞いたり、学んだり、その場で購入することもできます。ハーブ、アーユルヴェーダの薬、食、衣・・・
この素朴な薬草”バコパ”はアジアの湿地に広がり、インドでは3000年以上前から市民に愛され、様々な症状に用いられてきました。インドの健康対策は各州に任されていますが、各地方の健康状態を表す重要な要素として幼児の死亡率があります。今でもインドでは新生児に水分・・・
Q: 豆乳などの大豆製品は乳がんなどの予防に効果があると聞いていますが、食べ過ぎると肝臓がんのリスクが高まるというのは本当ですか? A: 大豆イソフラボン(配糖体)は、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。大豆製品に含まれるイソフラボンは、閉経後の乳がんのリスク・・・
セントジョンズワートと選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とプラセボの比較実験の結果です。 セントジョンズワートはよく知られているように、うつ病に効果があると言われているハーブです。作用機序は明確にされていませんが、SSRIと同様、セロトニンの再吸収阻害が起こっていると考・・・
ウコギ科オタネニンジンの根を加工した生薬は、生干人参、湯通し人参、白参、紅参など調整法違いによる区別があります。日本で「コウジン(紅参)」として日本薬局方に収載されているものは、「オタネニンジンを水洗いし、細根を除いて、外皮を剥がさずに圧力釜で蒸し、赤褐色になったもの」とされてい・・・
A review of the human clinical studies involving Citrus aurantium (bitter orange) extract and its primary protoalkaloid p-synephrine. Stohs ・・・
2012年11月13日に公表された日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)調和3極ガイドラインのS10(光毒性)「医薬品の光安全性評価ガイドライン」Step2には、「光毒性」と「光アレルギー」について定義しています。 (1)光毒性(光刺激性)とは、光照射によって産生される光反応物・・・