研究トピックス

新型コロナウイルス対策ハーブの表記にご注意ください

JAMHA企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュース&トピックスをご紹介します。 新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品等の表示に関する改善要請等及び一般消費者等への注意喚起について(第2報) 消費者庁は、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に乗じ、インター・・・

2021.01.16
「ルイボス」危険情報:被害事例

JAMHA企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュース&トピックスをご紹介します。 29歳妊婦(日本)が、妊娠26週頃からルイボス茶(500mL/日)を摂取したところ、妊娠34週に切迫早産及び胎児の動脈管早期収縮、右心不全、胸水を指摘され、36週5日で胎盤機能不全のため緊・・・

2021.01.16
有毒植物による食中毒の発生について スイセンによる食中毒

世界のメディカルハーブ TOPICSJAMHA企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュース&トピックスをご紹介します。 東京都からニラとスイセンの誤食中毒の情報が出ています。毎年必ずありますので、同じ圃場に植えないなどして、気をつけてください。 福祉保健局健康安全部食品監・・・

2021.01.16
菜食者は不足しがちな栄養素に気をつけて

世界のメディカルハーブ TOPICSJAMHA企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュース&トピックスをご紹介します。 英国のOxford studyでは48,188人を 1肉食群 2魚食群 3菜食群 の3群に分けて虚血性心疾患や脳卒中の発症について検討した。その結果、肉・・・

2021.01.16
風邪発症時のビタミンCとD、亜鉛、エキナセアの免疫相互作用(物理的バリア、自然免疫、適応免疫)の重要な役目

海外旅行の風邪にはエルダーベリー 風邪に効くハーブは、エキナセアやエルダーフラワーなどが挙げられます。2017年3月のオーストラリアの論文(①参照)では、エルダーベリーは、海外旅行中の風邪の重症度と罹患期間を減少することがわかりました。飛行機は気圧や温度の変化で、体調を崩しがちで・・・

2020.12.30
自然の万能ヒーラー、ティートリーの抗菌作用

はじめに ティートリー(学名:Melaleuca alternifolia、フトモモ科コバノブラシノキ属)はオーストラリアのニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の、低地の沼沢地、または、亜熱帯の沿岸地で自生する高木です。その地に古くから住む先住民のアボリジニは、すりつぶし・・・

2020.12.26
フィトエストロゲンとしての植物リグナンと腸内細菌〜作用の発現には腸内細菌による代謝が必要〜

フィトエストロゲンとは植物が生合成する物質のうち,摂取した生物の体内で内分泌された女性ホルモンのような機能を有する物質のことをいい,摂取するヒトにとっては外因性エストロゲンということになる。作用としてはエストロゲン様,抗エストロゲン様作用を有し体内環境により,相反する方向での作用・・・

2020.12.17
花の観賞は心身のストレスを緩和する〜“花の癒し効果”を実証(農研機構)

 ストレスを与えた実験参加者に花の画像を見せると、ネガティブな情動が減少し、ストレスにより上昇した血圧やストレスホルモンの値が低下しました。本成果により“花の癒し効果”が心理的、生理的、脳科学的に実証されました。  実験参加者に不快な画像を見せて心的ストレスを負荷し、その後、花の・・・

2020.11.01
フラボノイドの豊富な果物の摂取と虚血性心疾患の発症リスクとの関連(国立がん研究センター社会と健康研究センター)

フラボノイドは、果実、お茶、チョコレート、ナッツや赤ワインなどに多く含まれるポリフェノールの一種です。これまで動物を用いた研究では、フラボノイドやフラボノイドの豊富な果物が血管内皮を保護することや、血清脂質を改善させることなどが報告されています。欧米の疫学研究では、フラボノイドの・・・

2020.11.01
飲んでも塗っても、創傷治癒にカレンデュラ 〜 コラーゲンを構成するヒドロキシプロリン増加、外傷部位の上⽪化が促進〜

鮮やかな⻩橙⾊で美しく咲くカレンデュラ(キク科キンセンカ属 ポットマリーゴールド Calendula officinalis)の花は,古くから傷ついた⽪膚を癒してくれるハーブとして好まれてきた。カレンデュラの活⽤にはバームのように⽪膚に塗布する外⽤と内服が考えられる。今回紹介する・・・

2020.10.01