研究トピックス

認知症の予防にマインド(MIND)ダイエット

病気の予防に様々な食事法が存在しているが、その中でも地中海式ダイエット(Mediterranean diet)とダッシュ(DASH)ダイエット(Dietary Approaches to Stop Hypertension)は、それぞれ心臓病予防と高血圧予防のために欧米で広く用い・・・

2021.10.11
purple petaled flowers in mortar and pestle
急性呼吸器感染症における植物療法の初期治療の影響

メディカルハーブが一般開業医にも広く利用されているドイツならではの興味深い後ろ向きコホート研究が発表された。 急性下気道および上気道呼吸器感染症と診断された患者のうち処方初日にメディカルハーブを処方された117,182名と同数のメディカルハーブを処方されていない対照者の、罹患期間・・・

2021.10.07
バタフライピー,関節の滑膜でのマトリックス-メタロプロテアーゼ-2の
活性抑制により関節炎の症状緩和

バタフライピー(マメ科 チョウマメ 蝶豆 Clitoria ternatea)は,花が蝶に似ていることからその名前がつけられた。花弁に青色のデルフィニジン系のアントシアニンであるテルナシンを豊富に持ち,その美しさからの人気も高い。また,タイや台湾などで,抗酸化のためのハーブティー・・・

2021.09.25
更年期のホットフラッシュは食事で軽減できる?

ダイズが豊富な植物ベースの食事によって、更年期の中程度から重度のほてり(ホットフラッシュ)を減らせるかもしれない、という米国ジョージワシントン大学からの研究報告。 ダイズが豊富な植物ベースの食事が、中程度-重度のほてりを1日5回近くから1回未満へ84%減少させるという。 研究チー・・・

2021.09.08
カラフルな食品が認知機能の低下を抑える?

イチゴ、オレンジ、コショウ、リンゴなどのフラボノイドが豊富な食品を毎日0.5サービング以上摂取する人は、認知機能低下のリスクが20%低いようだ、という米国ハーバード大学からの研究報告。 研究チームは、米国の長期大規模疫学研究である、看護師健康研究(1984-2006)の参加女性4・・・

2021.09.07
close up of shells over white background
クルミを食べることは認知機能の低下を予防する

食事に取り入れやすい,美味しいナッツ,クルミ(クルミ科Juglans regia)。​クルミには抗酸化作用と抗炎症作用を持つ成分が含有されており,いくつかの研究で食事にクルミを補給することで認知力が向上し,軽度の認知障害やアルツハイマー病のリスクや進行が減少する可能性があることが・・・

2021.08.25
月経困難症の痛みをフェンネルでコントロール

フェンネル(Foeniculum vulgare)は、駆風作用や去痰作用があり、食用ハーブやハーブティーとして、世界で愛用されている身近なハーブの一つだ。 フェンネルは中医学では伝統的に冷えと痛みを伴う胃腸障害や月経困難症に用いられてきた。欧米でも鼓腸や疝痛に伝統的に使用されてき・・・

2021.08.08
オレンジジュースやその成分はその抗酸化、抗炎症作用から免疫機能をサポートする

美味しくいただくオレンジジュース・・。そのオレンジジュースや含有成分が免疫機能に対してどのように作用するかをテーマとしたレビューが発表された。 免疫力が低下すると,感染症にかかりやすくなり,また,感染症による症状が重症化する場合はよくみられる。 免疫応答の1つとして重要なのは炎症・・・

2021.07.27
閉経後の性交疼痛症と性的満足度の改善にカモミール

女性は更年期を経て閉経するとエストロゲンの分泌が減り、性器への血液供給の低下やコラーゲンの弾力性の低下などにより、膣の乾燥と萎縮が起こる。また、膣の乾燥と萎縮により、性交中の痛みと不快感、性交後の出血、灼熱感などの症状が引き起こされる。この膣萎縮は閉経期の女性の約75%が経験する・・・

2021.07.15
フラボノイドの豊富な果物の摂取と脳卒中発症リスクの関連 (国立がん研究センター社会と健康研究センター)

日本人の女性において、フラボノイドの豊富な果物の摂取量が多いほど、脳卒中の発症リスクが低下する可能性が示唆されました。 フラボノイドを豊富に含む果物の摂取が脳卒中発症リスクの低下と関連した理由として、フラボノイドによる抗酸化作用と抗炎症作用、動脈硬化の抑制や血圧降下作用などが考え・・・

2021.06.30