自然療法シリーズ・日本の伝統処方薬・家庭薬婦人薬─実母散と中将湯─" />
はじめに 女性には、月経、妊娠、出産、産後、更年期などでの女性ホルモンの変動に伴って精神不安や苛立ち、不眠などの精神神経症状や、腰痛、頭痛、立ち眩くらみなどの自覚症状および自汗、頻尿、便秘などの身体症状が現れることが知られています。これらの女性特有の病態は、漢方独特の病名として“・・・
はじめに 強心薬とは、心臓の衰弱や機能不全などの種々の原因で心臓の機能が低下している場合に、心筋に直接作用して収縮力を高める薬物を指します。広義には末梢血管や中枢神経系への作用を介して間接的に心機能を高める薬物も含まれます。心筋に直接作用する西洋生薬や医薬品としてはジギタリス(主・・・
【学名】 Cyumbopogon citratus(西インドレモングラス) Cyumbopogon flexuosus(東インドレモングラス)【科名】 イネ科【使用部位】 葉【主要成分】 シトラール、ミルセン、フラボノイド【作用】 健胃、駆風、抗菌、矯味、矯臭、心身のリフレッシュ・・・
植物を観察する機会を増やして少しずつ学んでいきましょう メディカルハーブは意外と身近なところにあり、日本の山野や道ばたに自生しているものも少なくありません。アウトドアではぜひ、これまで学んだハーブがないか、よく観察してみましょう。可能なら、ハーブや植物について分かる人と一緒に行っ・・・
前々号では、抗酸化物質の代表であるポリフェノール、前号では、老化を防止し、疲労を回復し、視力を保つことなどに有効に働くことが期待されるカロテノイドを紹介しました。今回は、抗酸化物質である、ビタミンCとビタミンEを取り上げます。 ビタミンC 発見のきっかけは、“壊血病” ビタミンC・・・
Herbs for Intestinal Health 【 学 名 】Plantago asiatica L.【 科 名 】オオバコ科【使用部位】全草【主要成分】イリドイド配糖体(アウクビン)、フラボノイド(プランタギニン、ホモプランタギニン)、β – シトステロール・・・
「腸活」でまず取り組みたいのが、食生活の見直し。併せて自律神経を整えることも大切です。自分の腸内細菌をやさしく育てる気持ちで、できることから始めてみましょう。 食事でケア Eating habits 腸内細菌の多様性を高め、様々な腸内細菌を活発に働かせるために、食品のバリエーショ・・・
腸内細菌のバランスは、年齢や生活環境によって刻々と変化します。腸内環境に影響を与える要因を知り、健康的なバランスを保つためのヒントにしましょう。 誰でも加齢と共に 腸内環境が悪化する傾向が 加齢腸も年齢と共に老化し、悪玉菌が増えて腸内環境が悪化する傾向があります。善玉菌の代表格で・・・
腸の健康が全身に及ぼす影響について、活発な研究が行われています。その中で、腸内環境が便秘や下痢などの便通異常だけでなく、感染症、アレルギー、肥満、糖尿病、動脈硬化、がん、歯周病、うつなど、様々な病気の発症と関係することが分かってきました。腸の健康状態が悪いと、肌荒れや肌老化など美・・・
前回は、抗酸化物質の代表であるポリフェノールが、心臓病と認知症を予防し、また、腸内細菌へ働きかけることで私たちの健康に貢献していることを説明しました。今回は、ポリフェノールと並んで、老化を防止し、疲労を回復し、視力を保つことなどに有効に働くことが期待されるカロテノイドを紹介します・・・