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メディカルハーブ事典
亜熱帯から花便り #最終回
はじめに まず私用のためとはいえJAMHA冬号をお休みさせていただきましたことをお詫び申し上げます。 思い返すと2024春号で20回目の投稿を数えるに至りました。その間、コロナ禍や地球温暖化の影響で島の暮らしも大きく変化しました。特に植物の開花に関しては変化が大きく、本来この・・・
リンデン:かぜに活用したいハーブを学ぶ
【学名】 Tilia cordata Mill. (フユボダイジュ) Tilia platyphyllos Scop. (ナツボダイジュ) Tilia europaea L.(セイヨウシナノキ) 【科名】 アオイ科(シナノキ科) 【使用部位】 花序(花・・・
バジル:人気のキッチンハーブを学ぶ
「バジル」Basil 【学名】 Ocimum basilicum L.(スイートバジル)【科名】 シソ科 【使用部位】茎葉、果実(種子)【主要成分】 精油(リナロール、エストラゴール、オイゲノール)、カロテノイド(β-カロテン)、ビタミンE【作用】消化促進、抗酸化、抗菌、強壮、鎮・・・
キッチンガーデンにおすすめのハーブ
初心者にも育てやすく、料理やお茶などに使い勝手のよいハーブ10種類をご紹介します。ミントやバジル、ローズマリー、タイムなど人気のハーブの多くはシソ科に属し、主に葉の部分を使います。それぞれ多数の品種が出回っているので、自分の目的に合ったものを選びましょう。ミントやローズマリーなど・・・
バジルの植物学と栽培
今回は、バジルの特徴や栽培方法などを、植物学の視点で解説します。 分類・名称 「バジル」は、広義にはシソ科オキムム属(Ocimum)植物の総称であり、中義にはオキムム・バシリクム(Ocimum basilicum L.)を、狭義にはジェノベーゼ系スイートバジル品種群を指します。・・・
日本のハーブ:エンジュとカイカ
エンジュの蕾は槐花(カイカ)として、止血薬として用いられている。カイカからルチンを抽出する実験で、黄色の結晶が取れた喜びは忘れられない。カイカは日本局外規格集に収載されている生薬である。 カイカはエンジュ Sophora japonica Linné (マメ科)の蕾である。性・・・
介護に役立つメディカルハーブ
「 クミスクチン 」 【 学 名 】Orthosiphon stamineus 【 科 名 】シソ科 【使用部位】葉 【主要成分】カリウム、脂溶性フラボン(シネンセチン)、フィトステロール(β-シトステロール) 【 ・・・
イチョウ:介護に役立つハーブを学ぶ
【学名】 Ginkgo biloba L. 【科名】 イチョウ科 【使用部位】 葉 【主要成分】 フラボノイド配糖体、テルペンラクトン(ギンコライド、ビロバリド)、バイフラボン(2重分子フラボン)、ギンコール酸 【作用】 血小板活性化、血液循環促進、血管保護、抗酸化 【適応】 認・・・
植物たちが秘める健康力:〜日本人の長寿を支える“チャ(茶)の力”〜
“和食パワー”を支える食材として、おコメ、ダイズに続き、今回は、チャ(茶)を取り上げます。これは、ツバキ科の植物で、中国が原産地です。日本には、平安時代に、遣唐使によりもたらされました。学名は「カメリア シネンシス」で、「カメリア」は、ツバキ属であることを示し、ツバキをヨーロッ・・・
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学:聖ヒルデガルト療法のキーワードとレシピ 最新研究
春、イースター(復活祭)10日前にヒルデガルト療法メニューのあるオーガニックホテルやクアハウス、治療院などで春季断食プログラムが開かれます。カトリック中央協議会によると「大斎:1日に1回だけの十分な食事とそのほかに朝ともう1回わずかな食事をとることができ、満18歳以上満60歳未・・・