siso
64jyanohige1
64-16-1kuromoji

LIBRARY

メディカルハーブ事典
シソ科のハーブを属別に(3)

240属に分類される6,700種がシソ科の陣容である。前報でも指摘したように、花は多くの種が、唇弁状の花冠をもつ。多くの種では二強雄蕊(didynamousstamens)と呼ばれ、4本ある雄しべのうち、2本がほかの2本よりも長く、加えて子房は深く4つに割け、花柱がそのまん中につ・・・

2017.12.01
ホーソンの植物学と栽培、人との関わり

分類・名称 ホーソン(hawthorn)は広義にはバラ科(Rosaceae)サンザシ属(Crataegus)の総称であり、狭義にはCrataegus monogyna Jacq.(以下、モノギナ)とC.laevigata(Poir.)DC.(以下、ラエウィガータ)の両方を、最狭義・・・

2017.12.01
【北の植物】ウド(独活)とヒダカイワザクラ(日高岩桜)

北海道医療大学には薬用植物園に隣接した15.3ha(札幌ドーム3個分ほど)の北方系生態観察園があります。そこは、20年前までは笹(クマイザサ)が繁茂するだけの誰にも省みられない荒れ放題の森でしたが、20年間剪定バサミだけで笹を駆除し続けた結果、さまざまな植物たちが地上に現れ花が咲・・・

2017.09.01
カニクサとイワヒバ

1.カニクサ (Lygodium japonicum(Thumb.)Sw.) カニクサは、シダ類では珍しい巻きつく形の蔓植物で、別名「ツルシノブ」といわれている。民間薬としては、江戸時代の本草書に胞子が海金沙カイキンシャと記載されている。 シダ類で最も長い葉のシダである。長くのぼ・・・

2017.09.01
シソ科のハーブを属別に(1)

シソ科は、くちびる状の花をもつことが肉眼でもわかり、多くの人がシソの仲間の植物を判別することができた。また、多くの種が断面が四角形をした角張った茎をもち、さらに強い芳香を発することもシソの仲間の植物を認知する上での大きな役割を果してきた。その上、子房が深く4つに割け、花柱がそのま・・・

2017.09.01
オーストラリア流ハーブを食に活かす

はじめに 自然療法先進国と称されることもあるオーストラリア。四方を海に囲まれ、コアラやカンガルーなどオーストラリア固有の動物が生息していることで有名ですが、植物もその守られた環境の中、数多くの固有種が生育しています。今回から数回にわたり、さまざまな角度からオーストラリアのハーブ事・・・

2017.09.01
セージ(薬用サルビア)

Salviaofficinalisシソ科・多年草 ──シンボル:救済、長寿、慎ましさ 「セージが育つ場所で人はどうして死ぬことができようか」(『サレルノ養生訓』)と、アラビアの格言にあるように、古代から信頼されてきたハーブのひとつ。多岐にわたる神話がその治癒力を物語っています。 ・・・

2017.09.01
クランベリーの植物学と栽培、人との関わり

分類・名称 クランベリー(cranberry)はツツジ科(Ericaceae)スノキ属(Vaccinium)で最広義にはツルコケモモ亜属(subg.Oxycoccus)の総称であり、広義にはツルコケモモ節(sect.Oxycoccus)を、狭義にはツルコケモモ(Vaccinium・・・

2017.09.01
クランベリー

クランベリーの原産地は北半球亜寒帯地域で、湿地帯に生える常緑小低木です。高さ約10〜20cmの蔓性の植物で、小さな実は熟すると鮮やかな赤色になります。この小さな実が鶴の好物だったことや、花の形が鶴のくちばしに似ていることから、鶴(crane)のベリー(berry)が名前の由来とさ・・・

2017.09.01
セントジョンズワートとシソ

セントジョンズワート Hypericum perforatum オトギリソウ科 和名でセイヨウオトリギソウと呼ばれる黄色の花を咲かせる多年草植物で、不安感や気分の落ち込みなどの症状に対するメンタル効果の高いハーブとして知られています。 精油成分と香り 全草を水蒸気蒸留して得られた・・・

2017.06.01