2型糖尿病とうつ病は双方向的に影響する。抗うつ薬や抗精神病薬は糖代謝に影響を与えるものもあり、糖尿病における抗うつ薬の選択や糖尿病治療薬と抗うつ薬との併用が難しい場合がある。現在、海外では慢性疾患の管理に補完代替療法が広く使用されており、各疾患の分野において標準治療と副作用が少ない補完代替療法との組み合わせに関して多くの研究が行われている。糖尿病管理においても、糖尿病治療と安全に併用できる副作用の少ないメディカルハーブの活用が補完代替療法として期待されている。
うつ病は年々増加しており、全世界の人口の5%が罹患していると推定されている。大うつ病性障害(MDD)の治療には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI)や三環系抗うつ薬 (TCA)などが用いられているが、SSRIなどの薬剤の慢性的な使用はさまざまな副作用を引き起こす場合があ・・・
本講座では、総論でハーブを素材とするサプリメント・健康食品を利用する際の正しい知識と利用法、健康食品としてハーブ製品を製造販売する際の留意事項について、各論編で毎回5つのハーブをピックアップし、各ハーブの有効性及び安全性を科学的根拠(臨床試験データ)に基づき解説します。
メディカルハーブによる病気予防や健康回復には、機能性に頼るだけでなく、ライフスタイル全般を見直し、必要に応じて改善する視点が大切です。本講座では更年期障害や認知症、不眠や花粉症など具体的なケースを取り上げ、できる限りエビデンスに基いたポイントを提示します。
桑の歴史とマルベリーの薬理作用について学ぶ講座です。桑葉の機能を表示する機能性表示食品制度を中心に解説します。
家族の一員でもある共に暮らす動物たち・コンパニオンアニマルのケアなどに、メディカルハーブを使用する際の正しい知識、注意点などを学ぶ講座です。初心者にもわかりやすく、ハーブの基本的な知識から順を追って解説します。
南太平洋の島国フィジーの暮らしや文化、フィジアンハーブの特徴、植物の活用、また伝統医療家が役割を担うフィジーの医療についてなど、植物の力と人の知恵を学び、地球環境や社会のあり方も考えます。
桑の歴史とマルベリーの薬理作用について学ぶ講座です。桑に含まれる成分のひとつであるイミノシュガーが食後の血糖値上昇を抑制し糖尿病予防につながる機能を中心に「桑と食後の血糖値の関連」を解説します。
ハーブ療法を実践する上で欠かせないホリスティックな視点を踏まえて、セルフケアに活用するヒントとなるケーススタディを交えた解説と、欧米でのハーバリストの活動をご紹介します。
ナチュロパシーを用い、食事、栄養療法、ライフスタイル、特にハーブを用いて、どのように慢性皮膚疾患の症状をコントロールすることが可能か、臨床経験に基づいた対処法を学びます。