アーティチョーク(キク科 Cynara scolymus)は、古くから消化促進や肝機能向上に役立つとされ、近年ではその健康効果が科学的に研究されている。肝機能を改善するシナリン、血管拡張や抗酸化作用を持つクロロゲン酸、血流改善と抗炎症作用をもたらすフラボノイド等を含み、肝機能の向上や血圧調整への有用性が注目されている。本記事では、2022年に発表された2つの系統的レビューとメタアナリシスを基に、アーティチョークの効果を紹介する。