自然療法シリーズ・日本の伝統処方薬・家庭薬婦人薬─実母散と中将湯─" />
はじめに 女性には、月経、妊娠、出産、産後、更年期などでの女性ホルモンの変動に伴って精神不安や苛立ち、不眠などの精神神経症状や、腰痛、頭痛、立ち眩くらみなどの自覚症状および自汗、頻尿、便秘などの身体症状が現れることが知られています。これらの女性特有の病態は、漢方独特の病名として“・・・
はじめに 強心薬とは、心臓の衰弱や機能不全などの種々の原因で心臓の機能が低下している場合に、心筋に直接作用して収縮力を高める薬物を指します。広義には末梢血管や中枢神経系への作用を介して間接的に心機能を高める薬物も含まれます。心筋に直接作用する西洋生薬や医薬品としてはジギタリス(主・・・
はじめに 日本の自然毒には、①トリカブト属植物(毒成分はアコニチンなどのジテルペンアルカロイド類)やドクウツギ(毒成分はコリアミルチンなどのセスキテルペンラクトン類)、ドクゼリ(毒成分はシクトキシンなどのアセチレン類や偽アルカロイドのコニイン関連成分)などに由来する植物毒や、②毒・・・
はじめに 華岡青洲はなおかせいしゅうは、全身麻酔薬を創製、応用して世界で初めての乳がん手術に成功しました。 その功績から、外科を通じて人類に貢献した医師のひとりとして米国シカゴにある国際外科学会の栄誉館に、青洲の業績を説明する掲示と肖像画が展示されています。 この乳がん手術の際に・・・