メディカルハーブと医薬品の相互作用はまだ研究過程で、エビデンスのある研究報告を検索することは難しいのが現状である。その中でも、イチョウ葉(イチョウ科 Ginkgo biloba)は使用頻度が高いにもかかわらず、臨床研究の一次情報が少ないと考えられる。今回は、イチョウ葉と、抗不整脈薬でありP糖タンパク質基質である医薬品成分talinolol (タリノロール)との相互作用を検討した研究報告を紹介する。
前回は食品と医薬品との相互作用について解説しましたが、今回はハーブと医薬品のさまざまな相互作用について解説します。なお、この領域はいまだ研究途上であり、コンセンサスのとれた定説は少ないのが現状です。また相互作用についても理論上の可能性であり、臨床上、確実に起こりうるといったもので・・・
今回は「薬物相互作用を学ぶ全4回シリーズ」の最終回です。1回目は「食品と医薬品の相互作用」と題して、緑茶やグレープフルーツジュース、納豆や緑黄色野菜と医薬品などの相互作用の具体例とそのメカニズムを解説しました。2回目は「ハーブと医薬品の相互作用」と題して、アスピリンやエストロゲン・・・
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