キーワード: MEDICAL HERB REPORT

南の島の植物原色の花々

亜熱帯に咲く花は鮮やかな原色のものが多く、内地とは異なった景観を醸し出します。今回は原色の花々を見て回りましょう。 赤色 沖縄で最もよく見られる赤色の花は「ハイビスカス」です。アカバナーとも呼ばれ年間を通してどこにでも咲いています。挿し木で簡単に増え成長も早いため防風林としても用・・・

2021.09.04
南の島の植物の不思議

今回は内地と異なった島の植物の不思議を紹介します。 ●南下する桜前線? 沖縄の桜の開花は本土とは逆に沖縄本島の北部から始まり、南下します。サクラは夏に花芽を形成し、そのまま休眠状態で年を越します。休眠から覚めるには、低温にさらされる必要があります。その気温がソメイヨシノの場合5℃・・・

2021.06.30
クスノキオイルの蚊に対する忌避作用

植物たちがつくりだす物質、特に活性酸素の害を消去する抗酸化物質が、私たち人間の健康を守ってくれていることを、この連載で説明してきました。今回は、植物がつくりだす香りのはたらきについて紹介します。

2021.06.30
クサスギカズラ

クサスギカズラは根が天門冬(テンモンドウ)と呼ばれる生薬です。学名はAsparagus cochinchinensisで、科名はクサスギカズラ科に変わった。多くの図鑑で使われてきたのは、ユリ科の植物であったが、APG(Angiospem Phylogeny Group)体系は、1・・・

2021.06.03
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(9)ヒルデガルトの音楽

聖ヒルデガルトの遺産の一つに音楽があります。彼女の音楽は旋法に基づいたグレゴリオ聖歌などに比べると独創感にあふれ、神秘性に満ちています。

2021.06.03
植物たちが秘める“健康力” 森林浴の効果

植物たちがつくりだす物質、特に活性酸素の害を消去する抗酸化物質が、私たち人間の健康を守ってくれていることを、この連載で説明してきました。今回は、植物がつくりだす香りのはたらきについて紹介します。

2021.06.03
クセキ(狗脊)は二種のシダ

クセキ(狗脊)は、犬の背と書き、『神農本草経』の中品に記されている生薬である。 『本草綱目』を書いた李時珍は「狗脊に二種ある。一種は根が黒色で狗の脊骨のようなもので、一種は黄金色の毛があって狗の形のようなものだ。いずれも薬用になる。その茎は細く、葉は大葉蕨に似ており、貫衆カンジュ・・・

2021.04.04
ハーブ療法の母・聖ヒルデガルトの自然学(8)喜びのレシピ

中世の修道院では、Ora et labora(祈り、働く)というベネディクトの戒律にそって自給自足の生活でした。連載第6回で食養生として断食をご紹介しましたが、修道士は毎日食事を摂り、一日1回でも、昼・夕食2回でも体調にあわせ、料理も2品、果実や野菜を1品さらにパンがつくと定めら・・・

2021.04.03
南の島の蝶と花たち

八重山諸島は花の島として知られていますが、内地とは異なった昆虫の多い地域としても知られています。特に蝶の仲間は160種以上が確認されており、採集マニアの来島も多く、台風の後などには近くの台湾やフィリピンから風に乗って飛来する蝶などが見受けられ、西表島などでは台風通過後に補虫網を持・・・

2021.04.03
植物たちが秘める“健康力”
抗酸化物質である、ビタミンCとビタミンE

前々号では、抗酸化物質の代表であるポリフェノール、前号では、老化を防止し、疲労を回復し、視力を保つことなどに有効に働くことが期待されるカロテノイドを紹介しました。今回は、抗酸化物質である、ビタミンCとビタミンEを取り上げます。 ビタミンC 発見のきっかけは、“壊血病” ビタミンC・・・

2021.04.02